先週はイギリスの政治リスクによるポンドの急落や、為替介入後のドル円のじわじわとした上昇など、ファンダメンタルズが主導する激しい動きが見られました。
今週も市場のセンチメントを冷静に解釈しつつ、チャートの「構造」に従って淡々とプロセスを進めていきます。
ダウ環境認識
2026/05/17 21:00時点でのダウ環境認識
| 週足 | 日足 | 4H足 | 1H足 | 補足 | |
| USD/JPY | ↓ | ↓ | ↓ | ↓ | |
| EUR/JPY | ↑ | ↑ | ↓ | ↓ | |
| GBP/JPY | ↑ | ↓ | ↓ | ↓ | |
| AUD/JPY | ↑ | ↑ | ↓ | ↓ | |
| CHF/JPY | ↑ | ↑ | ↓ | ↓ | |
| EUR/USD | ↓ | ↑ | ↓ | ↓ | |
| GBP/USD | ↑ | ↓ | ↓ | ↓ | |
| AUD/USD | ↑ | ↑ | ↑ | ↓ | |
| USD/CHF | ↓ | ↓ | ↑ | ↑ | |
| EUR/AUD | ↓ | ↓ | ↓ | ↑ | |
| GBP/AUD | ↓ | ↓ | ↓ | ↓ | |
| USD/CAD | ↑ | ↑ | ↑ | ↑ |
ピンクのマーカーが現在ポジション保有中
黄色のマーカーが狙えそうな通貨ペア
1. 市場環境:政治ノイズとインフレ指標への備え
今週は、先週から続くポンド安の勢いを見極めつつ、週半ばの欧州インフレ指標に警戒する1週間となります。
- 政治リスク(ポンド売り): イギリスの首相進退問題を巡る報道により、GBP/JPYやGBP/USDが急落。こうしたファンダメンタルズ主導の強いトレンドに対しては、飛び乗りたい衝動を抑え、下位足での「再構築」を待つのが最適解です。
- 要注意経済指標:
- 5/20(水):ユーロ・4月消費者物価指数(HICP、改定値) 改定値ではあるものの、現在の欧州のインフレ動向を再確認する材料となります。発表直前の突発的な値動きに備え、ポジション管理(建値移動や一部利確)を徹底します。
2. 通貨ペア別戦略とシナリオ
① USD/CAD(ロング保有中:目標到達を待つフェーズ)
- 現在の構造: 4時間足の戻り高値を明確に上抜け、上昇トレンドへ転換。現在含み益を伸ばしている状態。
- 抽象的分類: 「下位足の構造転換から、上位足のレジスタンス(200SMA)を目指す推進波の追随」
- 戦略: 日足200SMA付近を利確目標とし、ポジションをホールド。
- 否定シナリオ(トレール基準): 急激な反転下落が起き、4時間足の直近の押し安値を明確に下抜けた場合。トレンドの失速と判断し、利益が残る形で早期撤退(トレールによる利確)を行います。
② EUR/USD(ショート準備:美しいサポレジ転換を待つ)
- 現在の構造: 日足レベルの綺麗なダブルトップが完成。ネックラインを明確に下抜けて週を終えている。
- 抽象的分類: 「ロールリバーサル(レジサポ転換)+戻り売り」
- 戦略: 過去に何度もレジサポラインとして意識されていたネックライン付近まで、自律反発(戻り)が入るのをじっくり待ちます。ライン付近での反転のサイン(1時間足レベルでのヒゲや包み足など)を確認してショート。
- 否定シナリオ: ネックラインを日足終値で力強く上抜けてしまい、ダブルトップの内側に回帰する場合。売りの優位性が崩れるため、セットアップを白紙に戻します。
③ GBP/USD(様子見:規律ある静観)
- 現在の構造: 日足レベルでトレンド転換しているものの、首相進退問題による下落スピードが速すぎ、調整(戻り)が浅い状態。
- 抽象的分類: 「行き過ぎたトレンドに対する静観(ミーン・リバージョン待ち)」
- 戦略: 「売りを仕掛けるには遅すぎる」という環境認識の通り、下落の勢いが落ち着き、日足・4時間足レベルでしっかりと分かりやすい調整の山(戻し)を形成するまで手を出さずに監視を継続。
- 否定シナリオ(様子見解除の条件): 戻しをつけないまま直近最安値をさらに掘り進める場合は、今週中のエントリーは見送り、次週以降に戦略を再構築します。
3. パリへの航路:デバッグコストを抑える
優れたプログラマが「バグが出やすい複雑なコード」を書かないように、トレーダーも「期待値が低く、リスクの高い不規則な波」には手を出しません。
- GBP/USDを「見送る」という成果: 飛び乗りたい感情をコントロールし、静観を選べたこと自体が、資産を守るための「正しいプロセス(習慣)」です。
- 積み上がるフランスでの時間: USD/CADのように構造が綺麗に噛み合ったトレードの利益を、確実に家族とのパリ旅行の原資へと変えていきます。無駄な損失を削ることこそが、最短のルートです。



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